阪急電車の車両のご紹介


8000系:阪急神戸・宝塚本線用最終更新日:2020年8月19日8000系:阪急神戸・宝塚本線用

※阪急神戸・宝塚本線用8000系
8000系:神戸・宝塚本線用

8000系:阪急神戸・宝塚本線用阪急神戸・宝塚本線用8000系の詳しい説明です。

製造年:1988年
   〜1997年
編成規模:98両
受賞経歴:なし
配置区:西宮、平井車庫
(2020年現在)
最高運転速度
115km
設計上は120km  
主電動機(モーター):GTOサイリスタと
IGBT素子VVVFインバータ制御
集電(パンタブラフ):下枠交差式と
シングルアーム式(1編成)
主な運用路線
神戸本線、神戸高速線、宝塚本線、今津線、箕面線、(能勢電鉄)妙見線、日生線
【解説】
 1987年に阪急電鉄の創立80周年を迎え、1990年には営業開始80周年を迎えるのを機に、7000系の後継として
VVVFインバータ制御を採用した新形式です。京都線でも同様に8300系が製造されました。製造はアルナ工機です。

 車体と車内について:車体は7000系をベースとしたアルミ製です。
正面のデザインは大幅に変更され、縁が一段飛び出した「額縁スタイル」と呼ばれるもので、
ワシントンメトロ(1000系)とソウル地下鉄(3000系)に影響を受けています。

窓は上方に拡大して行先表示幕を取り込み、貫通扉と仕切り扉の窓は下方に拡大して、背の低い人でも展望が容易になりました。
灯具は角型のものが採用され、全体的に角張った印象となってます。
側窓は上下に50mmずつ拡大され、客用側扉に隣接する窓はパワーウインドウの採用でスイッチによる自動開閉が可能となり、
その他は固定窓となっています。

車内は化粧板の木目の色調が若干濃くなり、マホガニー本来の雰囲気に近付きました。
各車1箇所に車椅子スペースが設けられ、連結部には照明を設置。座席は阪急独特のロングシートです。

6編成は、神戸・宝塚寄り2両がセミクロスシート車として製造され、座席は扉間が2人掛け×4脚×2列で、
中央2列が転換式クロスシートです。クロスシート部分は座席の数に対して窓が3つのままであるため窓割りと合っていません。

リニューアル工事も随時実施されています。

@床下機器更新
A前面・側面の種別幕・方向幕のフルカラーLED化
B車両番号の位置が前面貫通扉下部から助手側に移設、車体側面上部に車両番号を追加
C1編成のみパンタグラフをシングルアーム式に変更

乗り心地が良いすべるような走行は、阪急電車の特徴で、115kmのスピードでも揺れはほとんど感じません。(宝塚本線は100km)

他の転換式クロスシートの車両については、座席のご紹介をご覧ください。

 

【画像解説】
@ラッピングトレイン
A転換式クロスシート
Bロングシート
Cシングルアーム
パンタグラフ(1編成)
@8000系:ラッピングトレインA8000系:一部6編成クロスシート座席B8000系:ロングシート座席C8000系:1編成のみシングルアーム