普通列車の既存のジェットカーの置換えとして2015年に登場しました。製造は近畿車輛です。
開発のコンセプトと特徴など:1995年に投入された5500系以来、20年ぶりの普通列車用の新形式です。
人へのやさしさ(安全・快適車両空間の提供、バリアフリーの充実)、地球へのやさしさ(環境への配慮)を追求し、
形状を「く」の字形にした座席端部の仕切板、阪神初の(乗客が操作可能な)扉開閉ボタンの採用、
豊かな摂津灘の海をイメージした客室デザイン、出入口上部へ設置された4か国語(日・英・中・韓)に対応した
32インチハーフサイズの液晶式車内案内表示器などが特徴です。
車体と車内について:随所に乗り心地の改善とバリアフリーに徹底した構造と内装になっています。
座席は座り心地の良いロングシートです。重複しますが、車内の案内表示も大型化され見やすくなっています。
車両の加速性能も普通列車の運用を考慮して従来の青胴車(ジェットカー)に準じた性能です。
また、消費エネルギーの削減に努めた結果、5001形と比べて消費エネルギーを約60%削減しています。
4両編成の短い編成ですが今後も増備が進められています。なお、車両の愛称は、「ジェットシルバー5700」です。