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785系:交流型特急電車最終更新日:2020年12月19日785系:交流型特急電車


          

※785系:交流型特急電車(すずらん)
785系:すずらん

785系:交流型特急電車785系:交流型特急電車(すずらん)の詳しい説明です。

製造年:1990
2002年
編成規模:5両編成X2
受賞経歴:1991年に通産省選定のグッドデザイン賞受賞
配置区:札幌運転所
(2020年現在)
最高運転速度
130km→120km
主電動機(モーター):VVVFインバータ制御
集電(パンタブラフ):シングルアーム式
主な運用路線
函館本線、千歳線、室蘭本線(以前は、奥羽本線、津軽線、津軽海峡線など)
【解説】
 開発の経緯と現在:函館本線の札幌駅 - 旭川駅間は、JR北海道を代表する基幹系統であり、国鉄時代から781系電車による

エル特急「ライラック」「ホワイトアロー」が所要1時間30分で結び、30分〜1時間間隔で運行されていました。

1987年4月の国鉄分割民営化後、1990年10月30日に札幌市 - 旭川市間の高速道路が全通することから、

JR北海道では高速バスやマイカーとの競争力向上のため、所要時間の短縮と増発を図ることとなりました。

 歴史:1990年5月から甲種輸送され6月より試運転を開始、9月1日のダイヤ改正から、エル特急「スーパーホワイトアロー」として

営業運転を開始し、札幌駅 - 旭川駅間 (136.8km) を所要1時間20分、表定速度102.6kmで結びました。

2002年3月16日のダイヤ改正から、従来の781系に代わり本系列が快速「エアポート」に充当されて新千歳空港駅〜札幌駅間を直通運転

することになり、 グレードアップ指定席「Uシート」車両を組み込んだ編成に組み替えられました。

2007年10月1日のダイヤ改正からは、「スーパーホワイトアロー」と「ライラック」を統合したエル特急「スーパーカムイ」に加え、

室蘭駅〜札幌駅間のエル特急「すずらん」でも使用を開始するなど、本系列はJR北海道の都市間高速輸送の主力として使用されてきました。

また、2002年12月4日のダイヤ改正では、編成組み換えの際に余剰となった2両が、津軽海峡線の特急「スーパー白鳥」の増結用編成に

転用されました(300番台)。2016年3月に北海道新幹線の開業(新青森〜新函館北斗間)で、同年3月21日の最終運転後、

「スーパー白鳥」廃止。2017年3月のダイヤ改正で、函館本線の札幌〜室蘭・東室蘭間の「すずらん」として運転され現在に至ります。

 車両の構成と車内について:普通車5両の編成です。4号車にはUシートを連結、自由席が多い編成です。
後輩の789系1000番台789系1000番台:交流型特急電車とや789系0番台789系0番台:交流型特急電車とともに最北の大地を疾走する電車特急です。
最高速度は、当初は130kmでしたが、保線関係の不祥事があり、最近は120kmになっています。
同時期で誕生した特急列車としてJR九州の783系783系:各路線で活躍中(ハイパーサルーン)があります。
JR北海道初のVVVFインバータ制御電車で、製造は川崎重工業と日立製作所です。車体はステンレス製です。

1990年には、山口県(日立製作所)と兵庫県(川崎重工業)からはるばる甲種輸送されています。

【画像解説】
@普通座席
A普通座席
(リニューアル後)
BUシート
Cスーパー白鳥
増結編成
@785系:製造直後の普通座席A785系:リニューアル後の普通座席B785系:Uシート座席C785系:300番台789系増結用