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185系:踊り子など最終更新日:2021年5月24日185系:踊り子など


       

※185系:直流型特急電車(踊り子など)
185系:踊り子など

185系:踊り子など185系:直流型特急電車(国鉄タイプ)の詳しい説明です。

製造年:1981年
〜1982年
編成規模:227両
受賞経歴:なし
姉の117系は1981年に鉄道友の会よりローレル賞を受賞
配置区:大宮総合車両センター
(2020年現在)
最高運転速度
110km
主電動機(モーター):MT54Dの直巻整流子電動機
集電(パンタブラフ):菱形
主な運用路線
2021年3月12日まで:東海道本線(一部、湘南新宿ライン)、伊東線、伊豆急行線、伊豆箱根鉄道駿豆線
【解説】
 開発の経緯:国鉄時代、153系急行型電車の置換えと157系特急電車の置換えのために117系をベースに開発されました。

普通電車(通勤輸送)の運用も考慮され、ドアは広目の1両当たり2か所(グリーン車は1か所)として、普通座席は、117系と同様の

転換クロスシートでした(後でリクライニングシートになりました)。

 1982年には、東北・上越新幹線の暫定開業と高崎・上越線の新特急(「あかぎ・白根・谷川」)導入として、200番台が製造されています。

大宮〜上野間の「新幹線リレー号」は、大宮〜上野間の開業まで運転されました。

 当初は、急行「伊豆」で使用が開始されました(153系との混結あり)。その後、157系の特急「あまぎ」も「踊り子」に置換えられました。

リニューアル工事は、1995年から2002年にかけて実施され、普通座席のリクライニング化、化粧板の交換や床の塗り床加工、

客室ドアをフットマット式からセンサー式へ交換されるなど改装されました。

 車両の配置は、当初は、田町電車区と新前橋電車区でした。現在は、大宮総合車両センターになっています。

1991年には、「軽井沢リレー号」として、EF63とともに碓氷峠を超えています。横軽対策(200番台)も施された車両です。

1997年9月30日限りで信越本線の横川〜軽井沢間は廃止となり、廃止直前まで高崎と軽井沢を結ぶ普通列車として運用され、

定期普通列車では最後に碓氷峠を越えた形式となりました。
「踊り子」としての運転は2021年3月12日まででした。(2021年3月13日のダイヤ改正でE257系E257系:踊り子などに置換えられました。)
 2021年3月12日まで運転されていた列車は下記です。

「踊り子」:池袋・東京〜伊豆急下田・修善寺、「おはようライナー新宿」:小田原〜新宿、「湘南ライナー」:小田原〜東京、

「ムーンライトながら」:東京〜大垣(季節運転:青春18きっぷの発売期間)
2016年3月以前は、大垣駅でのJR西日本の221系221系:新快速・快速用や223・225系225系:新快速・快速用といった電車との出会いがありました。
製造は、日本車輛、日立製作所、近畿車輛、川崎重工業と東急車輛の5社です。
1979年誕生の姉117系117系:新快速・快速用はJR西日本で健在です(WESTEXPRESS銀河EF81型電気機関車:トワイライト牽引用も元気です)。走行音もそっくりです。
唯一、特急列車として客室窓が開閉できる車両です(モハ185、184の車両からMT54の爆音が聞けますよ!!)

定期運用はなくなりましたが、臨時列車による運用はまだ続くようです。

【画像解説】
@117系座席
A普通座席
Bグリーン座席
@117系:転換クロスシートA185系:リニューアルの普通座席B185系:リニューアルのグリーン座席