東北・山形新幹線を走る新幹線特急で、デビューは1992年。”新在直通運転”の第一号として登場しました。(当時は、400系でした)
「つばさ」は、東北新幹線内(東京〜福島)は、「やまびこ」と併設運転し最高速度275km、福島からは山形新幹線に入り新庄までを
最高速度130kmで結びます。福島からの山形新幹線は、奥羽本線という在来線ですが、レールの幅を狭軌の1067mmから標準軌の
1435mmに改良され、新幹線のレールの幅と同じです。ただし、車体の規格は在来線と同様になっています。
座席は、普通車は2−2列で、新幹線普通車の2−3列ではなく、ゆったりとしています。
編成も6両から7両に増やされています。6両編成には、「とれいゆつばさ」、「現美新幹線」という観光・イベント列車があります。
「とれいゆつばさ」は、福島〜新庄間の運転、「現美新幹線」は、上越新幹線の越後湯沢〜新潟間の運転でした。(E3系700番台)
車体は、アルミニウム合金、7両編成(当初は6両編成でした)で、グリーン車1両と普通車(2ー2列シート)6両の構成です。
E2系
の「やまびこ」が福島駅まで併結しての運用です。(E5系
との併結もあります) 東北新幹線の区間(東京〜福島間)は、
ホームと車体の隙間を埋めるための可動ステップが作動します。(渡る時は注意です!!)
通常の新幹線車両の幅は、3380mmに対し、E3系は在来線規格の2950mmですので、この可動ステップが必要です。