E5系は東北新幹線での最高速度320km/h運転に対応するために登場した車両。
先頭形状は「アローライン」形状を基本として、車体傾斜装置も搭載されている。分割併合機能を有しており、E6系と連結して運転される。
車内は、通常の普通車とグリーン車と、新幹線におけるファーストクラスという位置付けとして、グリーン車よりも上位の席種「グランクラス」を
10号車に設置。1両に18席のゆとりある座席配置で、「グランクラス」専任アテンダントによる軽食やドリンクなどのサービスがあるなど
これまでのグリーン車以上に高級感溢れる空間になっているのが特徴です。北陸新幹線のE7系
も12号車に連結されています。
2011年3月5日より、東北新幹線にて「はやぶさ」の列車名で、国内最速クラスの300kmでの運転開始、2011年11月19日からは、
「やまびこ」「はやて」での営業運転も開始し、2012年3月17日からは「なすの」でも運用を開始して、東北新幹線の標準車両としての
実績を作り、2013年3月16日からは、最高速度320kmへの引き上げ(宇都宮〜盛岡間)を開始しました。
現在、国内最速の新幹線として運転されています。使用されている列車は
@「はやぶさ」:東京岡〜新函館北斗間を結びます(最速3時間57分)
A「はやて」:盛岡(新青森)〜新函館北斗間を結びます。
B「やまびこ」:東京〜盛岡間を結びます。(11往復ぐらい)
C「なすの」:東京〜小山・那須塩原・郡山間を各駅に止まっていきます。
車体は、アルミニウム合金、10両編成で、グランクラスとグリーン車1両づつ、普通車(2ー3列シート)8両の構成です。
E6系
の「こまち」を盛岡駅まで、E3系
の「つばさ」を福島駅まで併結しての運用もあります。
最高速度は、東京〜大宮間:130km、宇都宮〜盛岡間:320km、その他の東北新幹線区間:260km、北海道新幹線区間:260km、
在来線共用区間:160km(奥津軽今別〜木古内の共用区間)。※東京〜大宮間は、2021年3月13日より110kmを130kmに引上げ
また、併結する列車(E3系ですが)により宇都宮〜福島間が275kmの制限もあります。
コロナの影響で「グランクラス」専任アテンダントよるサービスは中止されております。