南海電車の車両ご紹介


30000系:南海電車特急用「こうや」など最終更新日:2021年6月21日30000系:南海電車特急用「こうや」など

       

※南海電鉄30000系「こうや、りんかん」
30000系:南海電車特急「こうや」

30000系:南海電車特急用「こうや」など南海電鉄30000系「こうや、りんかん」の詳しい説明です。

製造年:1983年
編成規模:8両
受賞経歴:なし
(配置状況)南海電鉄:4両編成×2
最高運転速度
100km
115km(設計上)  
主電動機(モーター):抵抗制御
集電(パンタブラフ):下枠交差式
主な運用路線
高野線、(南海本線)
【解説】
 高野線の山岳線区直通特急「こうや」に使用していた20000系が製造後20年以上を経過し老朽化したため、

同系の代替を目的として、1984年4月日から5月20日まで高野山で弘法大師御入定1150年御遠忌大法会が開催されるのを前に、

東急車輛で4両編成2本(8両)が製造されました。

 車体と車内について:車体は17mの普通鋼製、前面は「く」の字形に傾斜した非貫通型とし、前面窓は大形曲面ガラスと

小形曲面ガラスの組合せとして、前面展望を良くしています。側面は各車両に1か所ずつ折り戸を配置し、側面の客室部分の窓は

高さ790mm×幅1750mmの、製造当時としては国内最大級の大形固定窓となっています。

塗装は高野線特急共通のアイボリーホワイトとワインレッドのツートンカラーで、地色が20000系のクリーム色から変更。

また1999年の更新の際に、両先頭車の前頭部寄りの側面腰板部に「NANKAI」のロゴが追加されています。
11000系11000系:「サザン、泉北ライナー」と同様の連続窓となっています。客扉は折戸式を採用し、各車とも車端部の片側1か所に配置されています。
客室はデッキを介して外部と仕切られ、特急形車両としての居住性を満たしています。デッキ部分にはゴミ箱のほか、

中間車両にはサービスコーナーがあり売店営業をしていました。

座席は、2−2列の回転リクライニングシートで、シート間隔1.0m、座席幅は0.46mです。

背面テーブル、網ポケットなどがあり、座席は自動回転装置付きです。

製造は東急車輛です。
1999年の更新で31000系31000系:「りんかん」や11000系と同様の室内に改良され、サービスコーナーが撤去され、
自動販売機2台を設置したフリースペースとなっています。

 現在、「こうや」と「りんかん」で運転されています。

【画像解説】
@車内の様子
A先頭車の車内
(右座席が前面展望可能)
B座席の様子
Cラッピング編成
(黄こうや)
@30000系:車内の様子A30000系:先頭車の車内B30000系:座席の様子C30000系:ラッピング編成