1992年8月に運行を開始した高野線の難波〜橋本間(りんかんサンライン)の特急「りんかん」用の車両として4両編成1本が
で製造されました。2015年12月のダイヤ改正からは泉北高速鉄道線直通の難波〜和泉中央間の特急「泉北ライナー」にも
導入されています。12000系
の増備がありましたが31000系
の検査の際の「りんかん」の代走もしています。
車体と車内について:車体は20mの普通鋼製、通勤車編成との併結運転を行うため、先頭車の前面は貫通形で、
貫通扉が設置され、他の編成と連結した際にも車内を移動できるように配慮されています。前面窓は大型曲面ガラスを使用。
客室はデッキを介して外部と仕切られ、特急形車両としての居住性を満たしています。
座席は、10000系
の1992年製造の中間車両と同様になっています。
シート間隔1.03m、座席幅は0.46mに改善されています。足置、肘掛テーブル、網ポケットなどがあります。
製造は東急車輛で、現在、「りんかん」と「泉北ライナー」で運転されています。
「りんかん」での運用は、通勤車の4両編成との併結運転です。