小田急電鉄の車両ご紹介


小田急電鉄60000形:VSE最終更新日:2021年3月24小田急電鉄60000形:VSE


※小田急電鉄60000形特急電車:MSE
小田急電鉄60000形:MSE

小田急電鉄60000形:VSE小田急電鉄60000形:特急電車「MSE」の詳しい説明です。

製造年:2007年
〜2015年
編成規模:6両編成
と4両編成の70両
受賞経歴:2009年にブルネル賞とグッドデザイン賞
2009年に鉄道友の会よりブルーリボン賞受賞
配置区:喜多見検車区
(2020年現在)
最高運転速度
110km
120km(設計)
主電動機(モーター):IGBT素子VVVFインバータ制御
集電(パンタブラフ):シングルアーム式
主な運用路線
小田原線、江ノ島線、多摩線、東京メトロ千代田線、JR御殿場線、箱根登山鉄道線
【解説】
 開発の経緯:日本で初めてとなる、地下鉄線に直通する座席指定制特急車両として登場しました。

2008年3月から営業運転が開始されました。
アルミ合金でダブルスキン構造、先頭車はシングルスキン構造で、VSE(50000形)50000形:ロマンスカー(VSE)に似たような形状です。
普通座席は、983mmのシート間隔で、各座席の肘掛には収納式テーブルを設置、テーブルを出したままで座席の回転が可能な形状です。

天井高さは2.34mを確保し、大きな円弧を描くスパンドレル構造で、電球色の蛍光灯による間接照明としています。
相互乗入が前提ですので、運転士の交代を迅速にする必要性から、30000形EXE30000形:ロマンスカー(EXE)と同様に前面展望席はありません。
室内の内壁は木目調化粧板とし、床には赤系統のカーペットを敷きつめています。荷物棚下には電球色のLED式直接照明装置を設置、

火災時に溶融滴下を防止するため、LEDのユニットはガラス内に収める構造としています。

通路上には車内案内表示用にフルカラー式LED表示装置を設置し、日本語以外に表示内容によって英語・中国語(繁体字)・韓国語による

表示を可能としています。また、車掌が乗客の対応中に、運転士が車掌を呼び出せるように、運転台からの操作で車掌の呼び出しを

表示する機能を有しています。

2009年に増備された車両からは、出入台に防犯カメラを設置。5号車には、車椅子に乗ったままで車窓を楽しめるスペースを確保し、

保護棒と簡易車椅子固定装置を設けました。また、4号車には車内専用の車椅子を用意しています。

 現在運転されている列車は下記です。

「あさぎり」、「メトロはこね」、「えのしま」、「ホームウェイ」など。小田急路線のほとんどが運用に入っています。

今後は、東京メトロの路線を経由して東武線にも運転される可能性もあります。

 製造は、日本車輛です。

【画像解説】
@室内の様子
A普通座席
B室内座席の様子
Cサービスコーナー
D貫通型先頭車
@60000形:室内天井の様子A60000形:普通座席B60000形:客室内の座席C60000形:サービスコーナーD60000形:貫通型先頭車