開発の経緯:1720系特急電車の老朽化による置換えで製造、1990年6月から日光線・きぬがわ線系統で運転が開始されました。
1990年9月には、全列車が1720系から置換えが完了しました。
アルミ合金、先頭車は流線形で、高運転台(JR新幹線の100系に似ています)、普通座席は、1.1mのシート間隔で、フットレストありの
JR特急のグリーン座席に相当する設備です。4人用個室、ビッフェもありJRの特急車両編成を凌ぐ設備を誇ります。
車体塗装は、ジャスミンホワイトを基調にパープルルビーレッドとサニーコーラルオレンジの帯を巻いており窓回りを黒としていましたが、
後述するリニューアル工事によって現存していません。
リニューアル工事:2011年〜2014年にかけてリニューアル工事を実施しました。座席モケット、壁紙、カーペットの交換、
車体塗装の変更(パープルルビーの細帯はフューチャーブルー、サニーコーラルオレンジの太帯と側窓周囲の黒色部は東京スカイツリーの
ライトアップデザイン「雅」をイメージした江戸紫としたもの、同じく「粋」をイメージした「隅田川の水をモチーフとした淡いブルー」としたもの、
側窓周囲も含めて日光線・鬼怒川線優等列車のイメージカラーである「サニーコーラルオレンジ」基調とした3種3編成に変更)
現在運転されている列車は下記です。
「きぬ・けごん」:浅草〜東武日光・鬼怒川温泉、「スペーシアきぬがわ・日光」新宿〜〜東武日光・鬼怒川温泉(253系
と共同運用)
新宿駅発の列車は、JR線の湘南新宿ライン(新宿〜大宮間)、と東北本線(JR宇都宮線:大宮〜栗橋間)を走行します。
製造は、アルナ工機と東急車輛です。
また、2022年以降にN100系
が登場して一部の列車に充当されています。製造から30年以上経過しており車内設備の
多様なニーズにより、随時、「きぬがわ・けごん」を置換えて行くと推察されます。
列車編成の設備は、近鉄の23000系
「伊勢志摩ライナー」、50000系
「しまかぜ」と見劣りしません。