快速列車のご紹介


BEC819系:JR九州快速・普通用最終更新日:2020年12月13日BEC819系:JR九州快速・普通用


        

※BEC819系:交流型近郊電車(JR九州の快速・普通列車)
JR九州:BEC819系

BEC819系:JR九州快速・普通用BEC819系:交流型近郊電車(JR九州の快速・普通)の詳しい説明です。

製造年:2016
〜2019年
編成規模:36両
2両編成7本(0番台)
2両編成11本(300番台)
受賞経歴:2017年に鉄道友の会よりブルーリボン賞受賞
配置区:直方車両センター
(2020年現在)
最高運転速度
120km
主電動機(モーター):IGBT素子VVVFインバータ制御
集電(パンタブラフ):シングルアーム式
主な運用路線
鹿児島本線、篠栗線、筑豊本線(若松線、福北ゆたか線)、香椎線など
【解説】
 開発の経緯と現在:JR九州が従前の気動車に代わる次世代の電車として、817系817系:JR九州快速用をベースに架線式蓄電池電車として開発したもので、
愛称は"DUAL ENERGY CHARGETRAIN"から「DENCHA(でんちゃ)」。

2両1編成で運用され、交流電化区間を、通常の電車と同様に架線からの交流電力で走行することに加えて、走行及び停車中に、

架線からの交流電力を変換して蓄電池に充電。これにより、非電化区間では蓄電池のみの電力で走行し、ブレーキ時に回生エネルギーを

蓄電池に充電することが特徴です。(蓄電池走行時は、直流の1600V)2016年10月から運転が開始されました。

 製造は、日立製作所が担当。
同様の車両としてはJR東日本が2014年に烏山線へ投入したEV−E301系EV−E301系:JR東日本快速・普通用があり、こちらは直流用蓄電池電車であり、交流用の
営業用車両としてはBEC819系が日本初。2017年3月17日からは、JR東日本でBEC819系をベースに耐寒耐雪対応等のカスタマイズを
行ったEV−E801系EV−E801系:JR東日本快速・普通用が奥羽本線・男鹿線(秋田〜男鹿間)に投入されています。
座席は817系2000・3000番台や305系と同様、合板(プライウッド)のシートにモケットを貼り付けたオールロングシート。

座席形状・つり革配置なども817系2000・3000番台とほぼ同じですが、座面は305系と同様の厚みが増したものとなったほか、

枕木方向のつり手が増設されています。扉側の仕切り板は305系に準じたポリカーボネート製の大型のものになっています。

【画像解説】
@車内の様子(ロングシート)
A案内表示器
B車体側面のロゴ
@BEC819系:ロングシートABEC819系:車内の案内表示器BBEC819系:車体側面のロゴ