開発の経緯:JR西日本が国鉄から承継された一般型気動車と急行型気動車の置換えと
鉄道部に移管された線区の活性化を図るため、JR西日本の地方交通線向け標準型気動車として山陰東部エリアを除くJR西日本管内の
非電化区間のほぼ全域に導入され、1992年から1996年にかけて89両が製造されました。
新潟鐵工所の地方鉄道向け車両の第一世代モデルによる16m級軽快気動車で、ワンマン運転にも対応しています。
製造は新潟鐵工所および後藤車両所が担当しました。
製造時期により200、0、300の各番台の車両があります。200番台は250PSのエンジンですが、0,300番台は330PSのエンジンを搭載。
車体の特徴:幅 2.7〜2.8m、全長16.3mの両運転台式で、出入り口は両運転台の直後、片側2か所にバス用の2枚折戸が採用されています。
運転室は半室構造となっており、助士側は出入口とドアスイッチがあるのみ。乗務員扉は設けられておらず、助士側の客用扉横に車掌用の
前方後方安全確認のための小窓が設置されています。ブレーキハンドルは横軸式で着脱可能な構造です。
車内:の特徴:座席はセミクロスシートまたはロングシートを配置。エンジン排気管を設置するため側面の窓間が広くなっている部分が
1両に1カ所あり、その箇所ではシートが途切れています。
車内収受式ワンマン運転を前提のため、妻面にデジタル式の運賃表示器、運転台横に運賃箱、運転台直後に整理券発行機が設置されています。
投入線区には、地方に合わせたバリエーションが存在しています。
運用の路線は、東は、大糸線、西は、美祢線までの13路線に及びます。
10年後に製造、配置されたキハ122、127系
と共に、地方非電化区間で運用されています。