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207系:直流型通勤電車最終更新日:2025年5月4日207系:直流型通勤電車


        

※207系:直流型通勤電車(JR西日本の快速・通勤電車)
JR西日本:207系

207系:直流型通勤電車207系:直流型通勤電車(JR西日本の快速・普通)の詳しい説明です。

製造年:1991
〜2003年
編成規模:470両
受賞経歴:なし
配置区:網干総合車両所明石支所
(2025年現在)
最高運転速度
120km
主電動機(モーター):IGBT素子VVVFインバータ制御
集電(パンタブラフ):下枠交差式
主な運用路線
東海道本線、山陽本線、片町線、JR東西線、おおさか東線、関西本線、和田岬線など
【解説】
 開発の経緯と現在:JR西日本の車両で初めてVVVFインバータ制御を採用した直流型通勤電車で、1991年から2003年にかけて

484両が誕生。JR初の完全地下路線として建設が進められていた、福知山線と片町線を結ぶJR東西線に直通可能にすることを

想定していたため、前面に貫通扉を持つ、左右対称のスタイルが特徴です。また、老朽化した103系の置換えも想定していました。

 最高時速は120km/hと通勤電車始まって以来の高速車両です。また、JR西日本の基本方針として、新製車両の統一化を図り、

運転台構造などの共通化が他の車両と図られました。

 最初に登場した0番台は、先行試作車が7両編成で電気連結器は非装備。量産車は3両編成または4両編成でした。

1994年にマイナーチェンジ車として1000番台が登場。制御装置に東芝製のGTOサイリスタ素子によるVVVFインバータを採用し、

モーターの出力アップなどが図られ、新たに制御電動車であるクモハ207形が登場しています。

2002年には足回りを223系2000番台をベースにしたものへ変更した2000番台が登場。制御装置はIGBTインバータです。

製造は、川崎重工業、近畿車両、JR西日本の後藤田、鷹取工場です。番台毎の製造両数は省略しております。

また、2005年4月に発生した脱線事故などで一部廃車が発生しており、現在は、470両が在籍しております。

中央部のロングシートを7人掛け(実際は6人掛けが限度?)としています。車体幅は2950mmで当時の通勤車両では、最大でした。

経年劣化の対応やバリヤフリー対応などの体質改善も随時進行中です。
 運用は、321系321系:直流型通勤電車とともに、東海道本線、山陽本線の草津〜加古川間の普通電車、福知山線の尼崎〜篠山口間の普通・快速電車
JR東西線、片町線、関西本線の尼崎〜京橋・木津・奈良間の普通・快速電車、和田岬線(全線)があります。

特に、東海道本線、山陽本線の複々線区間である草津(京都)〜西明石間で新快速や快速(午前のラッシュ時のみ)の
223系223系:新快速・快速用や225系225系:新快速・快速用との併走が観られます。
全編成、網干総合車両所明石支所に所属しております。

編成は7両が基本(3両+4両)で、6両の編成が和田岬線で運用中です。(X18編成)

【画像解説】
@座席(車内の様子)
A優先座席
B車端部車椅子スペース
C体質改善車走行シーン
D和田岬線6両編成
@207系:車内の様子A207系:優先座席B207系:車端部車椅子スペースC207系:体質改善の編成D207系:和田岬線の編成