開発の経緯など:1973年に投入された381系電車の老朽化とその置換えとして、自然振り子式を制御付き自然振り子方式に変更した
のが273系です。2023年10月25日に第一編成4両が近畿車輛で登場しました。381系
と比較して乗り心地が改善されています。
2024年3月16日のJRグループのダイヤ改正以降の4月6日から随時置換えが開始されます。
製造は、近畿車輛で、11編成44両が製造される予定です。
車両の特徴:車体は、271系
に準拠しており先頭形状も似ております。先頭の運転台は、分割・併合を考慮しております。
車内は、グリーン車・グループ座席と普通車の構成で、普通車は、381系よりシート間隔が拡大(1040mm)され、
グリーン車は、1−2列のシート、グループ座席は2人用と4人用のボックスシートになっております。全座席に電源コンセント完備です。
また、WI−FIを装備して、大型の荷物スペースも設置して、車椅子スペースも拡大しています。
車両形式は、クモロハ272+モハ273+モハ272+クモハ273の4形式(出雲市方からの順)で4両で1編成を構成しております。
パンタグラフはシングルアーム式で、モハ273とクモハ273に設置されています。4両ともにモーター設置のタイプです。
運転区間は、「やくも」での運用ですので、岡山〜出雲市間です。