近鉄電車のご紹介


8A系:4ドア通勤型最終更新日:2025年6月13日8A系:4ドア通勤型


         

※近鉄通勤型電車8A系(4ドアLCシート)
8A系系:4ドアLCシート

8A系:4ドア通勤型4ドア通勤型電車:8A系の詳しい説明です。

製造年
2024年〜製造中
 
編成規模
4両編成X12*増備有り
受賞経歴:2025年鉄道友の会より
ローレル賞受賞
配置検車区:西大寺、東花園
(2025年現在)
最高運転速度
110km
設計最高速度:120km  
主電動機(モーター):VVVFインバータ制御
集電(パンタブラフ):シングルアーム式
主な運用路線
天理線、橿原線、京都線、奈良線(以降は、大阪線、名古屋線、山田線、鳥羽線、南大阪線にも導入)
【解説】
 開発の経緯:一般型通勤車両が400両(昭和40年代に製造)以上使用されており、それらの車両の置換えを前提として

2024年より製造が開始され、随時、奈良線、京都線、橿原線、天理線に投入されました。

 製造が近畿車輛です。1編成4両で構成され、他の一般形通勤車両との混結が可能です。

4ドアで両開きの広いドア、ドア間3列のLCシート、ドア付近の一部は2箇所に「やさしば」シート設けています。

 クロスシート時のシート間隔は、980mm?でゆったりとしています。座席下のペダル操作でロングシート状態にもできます。

また、ロング・クロスの設定は、運転席からの操作で混在も可能です。

 先頭車両の外観は、六角形の形状で、独特なスタイルです。大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)の400系に似ています。

走行性能は、大阪線の22.8‰ - 33‰上り連続勾配区間でも100km前後で走行可能な性能を確保しています。
その他、技術的な説明は割愛しますが、シリーズ21(5820系)5820系:通勤型LC以来の新型車両の導入です。
 形式表示ですが、近鉄で初となるアルファベットが採用されています。

モ8A4xx+サ8A3xx+モ8A2xx+ク8A1xx、という編成です。xxは編成の番号(01〜)となります。内訳は下記です。

(1桁目:車種と構造)モ:先頭の電動制御車、中間の電動車、サ:中間の付随車、ク:先頭の制御車

(2桁目:路線番号)1・2:大阪線・名古屋線系統(山田線、鳥羽線)、3:京都市交直通、5:特殊車両、6:南大阪線系統、

7:けいはんな線、8・9:奈良線系統(京都線、橿原線、天理線)

(3桁目:編成規模)A:4両編成、B:3両編成、

(4桁目:編成位置)奈良線系統では奈良から1、2、3、4,大阪線では上本町から1、2、3、4,名古屋線では、名古屋から1、2、3、4

南大阪線系統では、吉野から1,2、3、4、の位置番号が降られています。
 他の通勤型車両、5200系5200系:3ドア通勤型、5800系5800系:通勤型LCカーの連結も実現できそうですね。
他の転換式クロスシートやLCシートの車両については、座席のご紹介をご覧ください。

 2025年5月22日に鉄道友の会よりローレル賞を受賞しました。(福岡市交通局4000系も受賞)
ブルーリボン賞は西日本旅客鉄道(JR西日本)の273系273系特急電車が受賞しました。
今後の増備ですが、2026年1月に4両編成の多目的トイレを設置した編成大阪線系統に2編成と名古屋線系統に3編成が

3両編成のトイレなしの3編成が2026年度に、名古屋線系統で導入されます。

南大阪線系統にも、2026年5月から4両編成の多目的トイレを設置した編成が3編成、追加で2027年度中に2編成が導入されます。

以降の奈良線系統の増備での4両編成は全て多目的トイレを設置した編成となります。<2025年6月12日に近鉄が発表>

なお、車両の系列名称は、奈良線系統4両編成は8A系ですが、大阪線・名古屋線系統は1A系、南大阪線系統は6A系となり、

3両編成(名古屋線系統)は1B系となります。大阪線・名古屋線系統の車両の色は青と白のツートンカラーです。

【画像解説】
@車内の様子
Aクロスシート状態
Bロングシート状態
Cフリースペース「やさしば」
D混結編成(1252系+)
Eローレル賞受賞プレート
@8A系:車内の様子A8A系:クロスシート状態の様子B8A系:ロングシート状態C8A系:フリースペース「やさしば」D8A系:1252系との連結E8A系:ローレル賞受賞プレート