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E531系:交直流型近郊電車最終更新日:2021年5月26日E531系:交直流型近郊電車


       

※E531系:交直流型近郊電車(JR東日本)
E531系:交直流型近郊電車

E531系:交直流型近郊電車E531系:交直流型近郊電車の詳しい説明です。

製造年:2005年
〜製造中
編成規模:460両
受賞経歴:なし
配置区:勝田車両センター
(2020年現在)
最高運転速度
130km
主電動機(モーター):IGBTVVVFインバータ制御
集電(パンタブラフ):シングルアーム式
主な運用路線
東海道本線(品川まで)、東北本線、上野東京ライン、常磐線、水戸線など
【解説】
 開発の経緯と現在:常磐線と水戸線で運用されていた403・415系415系:交直流型近郊電車電車の老朽化に伴う置き換えと、
競合する首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)への対策としての運転速度向上を目的に、E501系やE231系の使用実績を基に
「人に優しい車両システム」をコンセプトとして開発されました。E233系E233系:通勤・近郊型電車の交直流型版とも言えます。
東急車輛、総合車両製作所横浜事業所、川崎重工業と総合車両製作所新津事業所)で製造されました。

JR東日本の近郊タイプで初の130kmの最高運転速度を実現した車両です。普通座席に改善された結果が下記です。

E231系よりも腰掛けの幅を10mm拡大で460mm、そのクッションの厚みも15mm増やして70mmに、さらにバリアフリーに配慮し床面高さも

E231系より35mm低い1130mmとしています。

車両編成は、基本10両編成、付属5両編成で、グリーン車2両は基本編成に組み込まれています。

普通車は、セミクロスシートとロングシートの2種類座席で、セミクロスシートのシートピッチは1500mmに改善されています。
グリーン車はE231系E231系:通勤・近郊型電車近郊タイプと同様2階建てでリクライニングシートが2−2列(シート間隔は970mm)で1・2階席には荷物棚がありません。
車体や車内の仕様についてはE231系やE233系と類似する内容が多く、ここでは割愛しております。ご了承下さい。

 現在の車両配置状況は勝田車両センターに0・3000番台の付属編成:5両編成40本(7本が3000番台)、0番台の基本編成:10両編成26本

合計で460両が集中配置されています。

常磐線全線、交直切替えがある東北本線の黒磯〜高久間を走行する列車、水戸線全線、東海道本線の品川までで、普通列車に使用されています。
415系と違い60hzの交流区間の対応はありません。(521系521系:交直流型近郊電車が西日本地区での運用を担当しております。)
また、3000番台は、準耐寒耐雪対応を施したタイプです。元々は415系1500番台の置換え用ですが、2018年1月に東北本線の黒磯駅構内の

交直切替えが駅郊外に移設されたため、交直両用の車両が必要になり充当されました。

他の転換式クロスシートやセミクロスシートの車両については、座席のご紹介をご覧ください。

【画像解説】
@普通座席(セミクロスシート)
Aセミクロスシート(拡大)
B普通座席(ロングシート)
Cロングシート(拡大)
D2階建てグリーン車

Eグリーン座席(平屋席)
Fグリーン座席(1階席)
Gグリーン座席(2階席)
Hグリーン座席上の様子
(SUICA読取と読書灯)
@E531系:普通座席(セミクロスシート)AE531系:セミクロスシートの様子BE531系:普通座席(ロングシート)CE531系:ロングシートの様子DE531系:2階建てグリーン車
EE531系:平屋部分のグリーン座席FE531系:1階部分のグリーン座席GE531系:2階部分のグリーン座席HE531系:SUICA読取と読書灯