最終更新日:2021年5月26日
※E231系:直流型通勤・近郊電車(JR東日本)
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E231系:直流型通勤・近郊電車の詳しい説明です。
製造年:2000年
〜2011年 |
編成規模:2736両
→2492両 |
受賞経歴:2000年に鉄道友の会よりローレル賞受賞
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配置会社:JR東日本
(2020年現在) |
最高運転速度
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120km
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主電動機(モーター):IGBTVVVFインバータ制御
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集電(パンタブラフ):シングルアーム式
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主な運用路線
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東海道本線、東北本線、湘南新宿ライン、上野東京ライン、総武緩行線、京葉線、常磐線、武蔵野線、八高線、川越線、中央本線など
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【解説】
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開発の経緯と現在:老朽化および陳腐化が進んだ首都圏の通勤車両(103系、201系、205系、301系)と近郊形車両
(113系 ![]() ![]() 省エネルギー化と生産コスト、メンテナンスコストの大幅な削減を目的にJR東日本が開発した「新系列車両」の技術に加え、 運行制御システムへの新機軸の採用により、その後の鉄道車両の開発にも大きな影響を与えました。 本系列の開発目標としては「ライフサイクルコストの低減」「サービス向上」で、本系列はJR東日本と東急車輛製造が共同開発した車両で、 東急車輛製造のほかに川崎重工業やJR東日本新津車両製作所でも製造されました。 構造はE217系や209系500番台に準じたもので、近郊タイプだけでなく、通勤タイプにも2950mmの拡幅車体を採用しています。 ただし、例外として800番台は東京地下鉄線内の車両限界の関係から2800mmです。 車内は内板を白色系とし、床敷物には灰色を、座席表地は青色系を使用し、優先席部では赤色の斜めストライプ柄の表地を使用しています。 座席構造は側構体で支持する片持ち式ロングシート/セミクロスシートを採用しています。(セミクロスシートは、4ドア車で初) 座席本体はリサイクル性にも配慮して、座席クッション素材にポリエステル樹脂成形品を使用し、表地の張り替えを容易にしています。 その後、2001年3月以降の増備車では座り心地の改善のため、クッションの改良などを実施しています。 使いやすさも考慮して荷棚と座席前のつり革高さを低下させています。荷棚は1730mmに、つり革は1680mmになりました。 また、各先頭車の連結面側には車椅子スペースを設置しています(800番台を除く)。 座席は、通勤タイプがロングシートが基本です。1000番台の近郊タイプには一部セミクロスシートが存在します。 グリーン車は近郊タイプのみ連結されています。2階建て構造で、シートピッチ970mmのリクライニングシートが2−2列で 2階席と1階席には荷物棚及び荷物収納スペースはありません。平屋席のみ荷物棚が設置されています。 ◎現在の車両配置状況 (1)三鷹車両センター:650両 (2)小山車両センター:665両 (3)松戸車両センター:285両 (4)国府津車両センター:590両 (5)京葉車両センター:264両 (6)川越車両センター:24両 JR東日本の通勤・近郊型では、E233系に次ぐ車両保有数です。 他の転換式クロスシートやセミクロスシートの車両については、座席のご紹介をご覧ください。 |
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【画像解説】 @車内案内表示 A800番台(東西線直通) B500番台(元山手線) C普通座席(ロングシート) D普通座席(セミクロスシート) Eグリーン座席(平屋席) Fグリーン座席(1階席) Gグリーン座席(2階席) Hグリーン車編成(4、5号車) |
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