老朽化の進んだ12200系の置換用として開発された22000系
の発展型で、愛称は「Ace」(エース)。
屋根部まで大きく丸みを帯びた曲面ガラスの前面デザインが特徴。
塗装は当初、近鉄特急の伝統である車体色オレンジとブルーを採用していましたが、2016年7月から2018年にかけて、
現在の塗装(白色基本で黄色のラインが入り、運転台回りは黒色)に変更されています。
車内は近鉄初となる電源コンセントの装備が特徴で、ビジネス利用がさらに便利になったほか、分煙化の推進が行われたのも
本系列の特徴であり、客室座席に灰皿を設けず禁煙とする一方、喫煙室を伊勢方の先頭車両に設置しています。
トイレに日本で初の温水洗浄便座を導入しました。鉄道車両としては画期的な装備です。
座席はシート間隔1050mmで、テーブルは座席背面とひじ掛内臓の2種類、フットレストとコンセントがあります。
側窓も高さが965mmの大型UVカットガラスを採用、21020系
と同一のサイズで眺望は良好です。
JR特急のグリーン車と遜色のない設備を誇ります。
現在、他系列(30000系
、12400系など)車両との併結で運用することが多く、車体の高さがあり、
連結部分に段差が目立っています。
また、2010年には、南大阪線・吉野線用に16600系が導入されています。(狭軌用)