1978年に登場した2階建て(ビスターL世)です。現在は、リニューアルされ、愛称は「VistaEX」(ビスターイイエックス)。
塗装は当初、近鉄特急の伝統である車体色オレンジとブルーを採用していましたが、2010年から現在まで、
車体の塗装は、白色基本で黄色のラインが入り、運転台回りは黒色に変更されています。同時に車内もリニューアルしています。
車内は全座席が電源コンセントを設置、分煙化の推進が行われたのも特徴で、喫煙室を名古屋(伊勢)方の先頭車両に設置しています。
トイレは温水洗浄便座に変更しました。
座席はシート間隔1000mmで、当初は、ひじ掛内臓式のみで、シート間隔も980mmでした。
4両編成で、ドアは、中間の2階建て車両は中央で変化なしですが、先頭車両は、運転台側の横のみに変更されています。
他系列(22000
・22600系
(Ace)など)車両との併結で運用することが多く、22000系と併結では段差が目立っています。
平日の併設運用では、名張駅で30000系の2編成を連結して8両編成の運用もあります。(名張駅は乙特急の連結・切り離しが見られます)
2階建て客室からの眺望は良好です。50000系の「しまかぜ」
や80000系「ひのとり」
のプレミアムカーと遜色はありません。