近鉄特急のご紹介


30000系:2階建て(VistaEX)最終更新日:2021年6月12日30000系:2階建て(VistaEX)30000系:2階建て(VistaEX)

         

※30000系(2階建て:VistaEX)
30000系:Vista(ビスター)EX

30000系:2階建て(VistaEX)30000系:2階建て(VistaEX)ロゴ30000系(2階建て:VistaEX)の詳しい説明です。

製造年:1978年
   
〜1985年
編成規模:4両編成×15
受賞経歴:1979年に鉄道友の会より
「ブルーリボン賞」受賞
配置検車区:西大寺、明星
(2020年現在)
最高運転速度
120km
 
33.3‰連続上り勾配における均衡速度:100km
主電動機(モーター):抵抗制御
集電(パンタブラフ):下枠交差式
主な運用路線
大阪線、名古屋線、奈良線、京都線、橿原線、山田線、鳥羽線、志摩線、難波線
【解説】
 1978年に登場した2階建て(ビスターL世)です。現在は、リニューアルされ、愛称は「VistaEX」(ビスターイイエックス)。

塗装は当初、近鉄特急の伝統である車体色オレンジとブルーを採用していましたが、2010年から現在まで、

車体の塗装は、白色基本で黄色のラインが入り、運転台回りは黒色に変更されています。同時に車内もリニューアルしています。

車内は全座席が電源コンセントを設置、分煙化の推進が行われたのも特徴で、喫煙室を名古屋(伊勢)方の先頭車両に設置しています。

トイレは温水洗浄便座に変更しました。

座席はシート間隔1000mmで、当初は、ひじ掛内臓式のみで、シート間隔も980mmでした。

4両編成で、ドアは、中間の2階建て車両は中央で変化なしですが、先頭車両は、運転台側の横のみに変更されています。
他系列(2200022000系:汎用特急(初代のACE)・22600系22600系:汎用特急(ACE)(Ace)など)車両との併結で運用することが多く、22000系と併結では段差が目立っています。
平日の併設運用では、名張駅で30000系の2編成を連結して8両編成の運用もあります。(名張駅は乙特急の連結・切り離しが見られます)
2階建て客室からの眺望は良好です。50000系の「しまかぜ」50000系:観光特急「しまかぜ」や80000系「ひのとり」80000系:ひのとり(名阪甲特急用)のプレミアムカーと遜色はありません。

【画像解説】
@ロゴマーク
A塗装変更後の編成
B2階建て車の外観

C1階サロン座席
D2階建て車両入口

E2階部分の車内の様子

F先頭車両車内の様子
@30000系:ビスタのロゴマークA30000系:塗装変更の編成B30000系:2階建て車の外観C30000系:1階サロン席
D30000系:2階建て車両の入口E30000系:2階部分の車内の様子F30000系:先頭車両の車内の様子
30000系:先頭車両の車内の様子
【座席について】
←リニューアルされた座席です(先頭車両)。シート間隔1000mmで、全て新設計のものに交換され、
従来型よりもクッション構造を変更して柔らかな着席感を実現し、枕部分も形状や柔らかさを改良して快適性を向上。
テーブルは大型の背面式とひじ掛内臓式を装備し、電源コンセントは各席背面部分に1個ずつ搭載する方式に変更。
肩グリップには座席番号を表記した点字シールを装備してバリアフリーにも対応。
先頭車と中間の2階建て部分の座席で、1階の階下席は、準コンパートメント(3人〜5人使用のグループ専用席)です。