南海電車の車両ご紹介


10000系:南海電車特急用「サザン」など最終更新日:2021年6月2710000系:南海電車特急用「サザン」など

          

※南海電鉄10000系「サザン」
10000系:南海電車特急「サザン」

10000系:南海電車特急用「サザン」など南海電鉄10000系の詳しい説明です。

製造年:1985〜1989年
1992年
編成規模:28両→20両
受賞経歴:1986年に鉄道友の会よりローレル賞を受賞
(配置状況)南海電鉄:4両編成×5
最高運転速度
120km(設計上)  
主電動機(モーター)超多段式バーニヤ抵抗制御
集電(パンタブラフ):下枠交差式
主な運用路線
南海本線
【解説】
 南海本線でそれまで運行されていた特急「四国号」に代わる特急「サザン」の運行開始に合わせ、専用車として製造さました。

1985年から1989年にかけて2両編成10本が製造され、1992年に中間車が8両製造されるとともに先頭車6両の中間車化改造
が実施され、4両編成7本(28両)に組み替えられました。その後、11000系11000系:「サザン、泉北ライナー」や12000系12000系:サザン、泉北ライナーなどの増備があり
現在は4両編成5本となっています。製造から20年以上も経過しており随時12000系に置換わると予想します。

 車体と車内について:車体は20mの普通鋼製、通勤車編成との併結運転を行うため、先頭車の前面は貫通形で、

貫通扉が設置され、他の編成と連結した際にも車内を移動できるように配慮されています。前面窓は大型曲面ガラスを使用。

客室はデッキを介して外部と仕切られ、特急形車両としての居住性を満たしています。

2両固定編成時には、トイレや洗面所はありませんでしたが4両編成化で設置されています。

座席は、当初は2−2列の回転リクライニングシートで、シート間隔0.98m、座席幅は0.46mで、テーブルは窓側に設置

されて通路側座席にはテーブルがありませんでした。(網ポケット、ドリンクホルダーはあり) 1992年製造の中間車両は、

シート間隔1.02m、座席幅は0.46mに改善されています。足置、肘掛テーブル、網ポケットなどがあります。

また、側窓も初期製造車両より上方に100mm程度拡大され、眺望が改善されています。

製造は東急車輛で、現在、「サザン」で運転されています。
「サザン」での運用は、通勤車の8000系、9000系、8300系8300系:南海本線用などの4両編成との併結運転です。

【画像解説】
登場直後
@車内の様子
A座席の様子1
(テーブルと座席傾斜)
1992年増備車両
B車内の様子
C座席の様子
(テーブルと座席傾斜)
Dラッピング編成
E製造直後編成
(創業130年記念)
@10000系:車内の様子A10000系:リクライニングとテーブルの様子B10000系:1992年製車内の様子C10000系:1992年製の座席
D10000系:ラッピング編成E10000系:製造直後塗装編成