快速列車のご紹介


E721系:近郊電車最終更新日:2025年4月6日SAT721系:近郊電車(仙台空港鉄道)


          

※E721系:交流型近郊電車(JR東日本)
E721系:近郊電車

E721系:近郊電車E721系(SAT721系):交流型・近郊電車の詳しい説明です。

製造年:2006年
〜製造中?
編成規模:198両
受賞経歴:2008年に鉄道友の会よりローレル賞受賞
配置会社:JR東日本、仙台空港鉄道
、阿武隈急行、青い森鉄道
(2020年現在)
最高運転速度
120km
主電動機(モーター):IGBTVVVFインバータ制御
集電(パンタブラフ):シングルアーム式
主な運用路線
東北本線、常磐線、仙山線、磐越西線、仙台空港鉄道線、青い森鉄道線、阿武隈急行線など
【解説】
 開発の経緯と現在:JR東日本が仙台地区で運用している455、417、717系などは、701系701系:近郊電車が大量投入された後も多くが残存しており、
老朽化著しかったことから、車両の取替えが必要になっていました。また、2007年3月の仙台空港鉄道の

仙台空港線開業に伴う乗り入れ車両も必要になっていたことから、併せて新型車両を投入することになりました。

仙台地区の気候に合わせて耐寒耐雪仕様で開発。側扉は両開き3ドアです。

床面を低くしたことで、仙台地区を走る車両としては珍しく、車両入り口へのステップを廃止しバリアフリー化を推進。

車内はセミクロスシート(4人がけボックスシートとロングシート)を配置。前面形状も701系の反省からFRP製の凝ったものとなりました。

座席はE531系と同じ寸法・構造としていますが、ボックス席の座席間隔は1585mmと、E531系より85mm広くし、
窓側には小さなテーブルがあります。ロングシート部分はE531系E531系:交直流型近郊電車、E233系E233系:通勤・近郊型電車と同様、1人分の座席幅は460mmです。
モケットについては、後述のSAT721系、AB900系を除き、青色の「未来や星空の雄大さをイメージしつつ、落ち着き感のあるデザイン」

が用いられています。座席支持方式は、クロスシート部は片持ち式、ロングシート部は機器を格納するため脚台による支持としています。
製造は、川崎重工業、東急車輛、総合車両製作所(J−TREC)です。E129系E129系:通勤・近郊電車の交流版です。
 ◎現在の車両配置と運用線区

(1)仙台車両センター:168両

2両編成46本、4両編成19本

東北本線:新白河〜一ノ関、岩切〜利府、常磐線:原ノ町〜岩沼、仙山線:仙台〜羽前千歳、仙台空港鉄道、磐越西線:郡山〜喜多方など。

(2)仙台空港鉄道(SAT721系):6両

2両編成3本

東北本線:仙台〜名取、仙台空港鉄道など。

(3)青い森鉄道(青い森703系):4両

2両編成2本

東北本線、青い森鉄道線:八戸〜青森など。

(4)阿武隈急行(AB900系):20両

2両編成10本

東北本線、阿武隈急行線:福島〜槻木など。

他の転換式クロスシートやセミクロスシートの車両については、座席のご紹介をご覧ください。

【画像解説】
@ローレル賞受賞プレート
A普通座席(0番台)
B普通座席(SAT721)
C荷物置き場(SAT721)
D仙台空港鉄道(SAT721)
@E721系:ローレル賞プレートAE721系:0番台座席BE721系:SAT721の座席CE721系:SAT721系の荷物置き場DE721系:SAT721系の編成