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E1293系:通勤・近郊電車最終更新日:2020年11月29日E1293系:通勤・近郊電車


          

※E129系:直流型通勤・近郊電車(JR東日本)
E129系:通勤・近郊電車

E1293系:通勤・近郊電車E129系:直流型通勤・近郊電車の詳しい説明です。

製造年:2014
〜製造中
編成規模:168
受賞経歴:なし
配置会社:JR東日本
(2020年現在)
最高運転速度
110km
120km(設計上)
主電動機(モーター):IGBTVVVFインバータ制御
集電(パンタブラフ):シングルアーム式
主な運用路線
信越本線、白新線、弥彦線、羽越本線、越後線、上越線など
【解説】
 開発の経緯と現在:新潟地区の普通列車の大半を担っていた115系115系:旧国鉄型近郊電車を置き換えるために登場した車両で、E233系E233系:通勤・近郊型電車をベースに
新潟地区の気候に合わせて耐寒耐雪仕様で開発。外観はE721系に似ており、側扉は両開き3ドアです。

また、塗装は黄金色(稲穂色)とピンク色(トキ色)のラインで、かつて新潟地区で活躍した70系にも通じるデザイン。

115系に比べて約6割の消費電力量で、走行に伴う消費電力量も115系に比べて約5割削減されており、大幅な省エネ化が図られました。

JR東日本の新津車両製作所(2014年4月より総合車両製作所新津事業所)で製造されました。

内装は、自然豊かな環境と都会的な上品さを併せ持ったイメージとしています。壁面パネルはアイボリーとクリーム色、

腰掛は暖かみを感じさせる暖色系のピンクブラウンとしています。

座席配置は、クロスシートだけでなくロングシートの需要も強い新潟の実情に応えるため、1両のうち半分をロングシート、

もう半分を4区画のボックスシートを含むセミクロスシートとする配置を採用。2両編成では前位寄り(運転室側)がロングシート、

後位寄り(連結側)がセミクロスシートとなり、4両編成では2両編成同士が連結した状態と同じ座席配置となります。

車端には3人または4人掛けのロングシートを配置しています。ロングシートは一人あたりの幅を460mm(E127系比10mm拡大)とし、

クロスシートはシートピッチを1610mmに拡大し、向かい合う腰掛の足元空間の間隔を540mm(115系・E233系比110mm拡大)とすることで

出入りをスムーズにしています。つり手の高さは床面から1630mmを基本とし、優先席では1580mmとしています。

座席構造は片持ち式を基本とし、ボックス席に隣接する2人掛けロングシートと4人掛けロングシートは電動機の風道やその他の
機器スペースとした蹴込み式としています。さらに、車内照明はすべてLED化されています。E721系E721系:近郊電車の直流版です。
 ◎現在の車両配置と運用線区

(1)新潟車両センター:168両

A編成(2両)32本、B編成(4両)26本

信越本線:直江津駅〜新潟駅間、白新線:全線、羽越本線:新津駅〜村上駅間、越後線:全線

弥彦線:全線(弥彦駅〜吉田駅間はE127系の代走時と臨時運用のみ)

上越線:水上駅〜宮内駅間
 ◎しなの鉄道SR1系しなの鉄道:SR1系:通勤型LC
2020年3月にしなの鉄道の115系の置換え用で先行6両(2両編成3本)が製造されました。E129系に準拠していますが、
セミクロスシート車ではなく、近鉄5800系近鉄5800系:通勤型LCで採用されたデュアルシートでロングシートとクロスシートの転換が可能です。
あと46両を製造予定ですが、これについてはE129系に準拠したタイプの座席となります。

他の転換式クロスシートやセミクロスシートの車両については、座席のご紹介をご覧ください。

【画像解説】
@車内案内表示(LCD)
A普通座席(ロングシート)
B普通座席(ボックスシート)
C車内全体の様子
@E129系:車内案内表示AE129系:ロングシートBE129系:ボックスシートCE129系:車内全体の様子