近鉄電車のご紹介


5200系:3ドア通勤型最終更新日:2020年11月9日5200系:3ドア通勤型


         

※近鉄通勤型電車5200系(3ドアクロスシート)
5200系:3ドア」クロス

5200系:3ドア通勤型3ドア通勤型電車:5200系の詳しい説明です。

製造年
1988〜1993年
 
編成規模
4両編成X13
受賞経歴
1989年日本デザイン協会よりグッドデザイン賞受賞
配置検車区:高安、富吉
(2020年現在)
最高運転速度
110km  
主電動機(モーター):VVVFインバータ制御
集電(パンタブラフ):下枠交差式
主な運用路線
大阪線、名古屋線、山田線、鳥羽線、(臨時で天理線、志摩線、橿原線、京都線)
【解説】
 開発の経緯:長距離通勤の多い大阪線と名古屋線の通勤型車両のクロスシート車の座席居住環境改善のため、転換式クロスシートの開発を

進め、1988年に製造が開始され、随時、大阪線、名古屋線に投入されました。
 製造が近畿車輛であったことから、JR西日本が開発中の221系
221系:新快速・快速用の設計にも影響を及ぼしたようです。
3ドアで両開きの広いドア、ドア間5列の転換式クロスシート(車端部は2列)、ドア付近の仕切り板には、補助いすを設け、4両編成で

最大332名が着席できる当時としては画期的な着席数を誇っていました。補助いすは、その後のリニューアル工事で撤去されてしまいましたが・・・
 クロスシートのシート間隔は、910mmで当時のJR西日本の117系117系:新快速・快速用と変わりなくゆったりと着席できます。
1人当たりの占有幅は、410mmとJR車両の460mmに比べて若干狭いようです。(車幅がJRの2900mmより100mm狭いですから・・・)

 現在、高安検車区に4両編成が4本、富吉検車区に4両編成が9本、合計52両が在籍しています。全車、リニューアル工事実施済みです。

走行性能は、大阪線の22.8‰ - 33‰上り連続勾配区間でも100km前後で走行可能な性能を確保しています。
JR西日本の221系、223系223系:新快速・快速用、JR東海の311系311系:直流型近郊電車、JR九州の811系811系:JR九州快速用、JR北海道の721系721系:交流型近郊電車など
クロスシート車両の客室設計に影響を与えた車両です。
また、団体専用列車の20000系「楽」20000系:団体列車「楽」も転換式クロスシートを採用しており、最近、リニューアル工事が実施されています。
他の転換式クロスシートの車両については、
座席のご紹介をご覧ください。

【画像解説】
@リニューアル後
A車端部座席
B中間者車端部
C2250系塗装
@5200系:座席(リニューアル後)A5200系:先頭車車端部B5200系:中間者車端部C5200系:塗装変更(2250系)