快速列車のご紹介


821系:JR九州快速用最終更新日:2025年5月25日821系:JR九州快速用


        

※821系:交流型近郊電車(JR九州の快速・普通列車)
JR九州:821系

821系:JR九州快速用821系:交流型近郊電車(JR九州の快速・普通)の詳しい説明です。

製造年:2018
〜2022年
編成規模:30両
3両編成10本
受賞経歴:なし
配置区:熊本車両センター
(2025年現在)
最高運転速度
120km
主電動機(モーター):フルSic-MOSFET素子VVVFインバータ制御
集電(パンタブラフ):シングルアーム式
主な運用路線
鹿児島本線、豊肥本線、篠栗線、筑豊本線など
【解説】
 開発の経緯と現在:老朽化した415系415系:交直流型近郊電車の置換えとして製造されました。
817系に次ぐ交流型近郊電車です。交流は60hz2万Vで、2019年3月から運転が開始され、製造は2022年まで続けられました。

日立製作所が製造を担当していました。

3両編成が基本ですが、中間の付随車を削減して2両編成の運用も対応可能です。

車体は、ダブルスキン構造のアルミ合金で先頭部は貫通扉タイプで、側面窓は1枚の大窓が扉間に、車端部も開閉できません。

車内は、3ドアでドア間10人着席のロングシートが並びます。座席幅は、1人あたり460mmで、ゆったりと着席できます。
ドア付近のつり革は817系817系:JR九州快速用同様、円形に配置されています。各扉上部には17インチワイド画面液晶「マルチサポートビジョン」を設置。
側面行先表示器については日本語・英語・中国語・韓国語による多言語表示が可能となっています。
 他の形式との併結運転が可能で、811系811系:JR九州快速用、813系813系:JR九州快速用などと相互連結をして柔軟な運用ができます。
形式は、門司港駅方から、クモハ821+サハ821+クハ821の順で、1M2Tの編成です。詳細は下記です。

@。クモハ821形(Mc):定員132名(座席定員46名)

門司港方に連結される制御電動車で、モーター、パンタグラフ、主変圧器、主変換装置などの電装部品を搭載。

A。サハ821形(T):定員148名(座席定員51名)

中間に連結される付随車で、空気圧縮機と補助電源装置を搭載。

B。クハ821形(Tc):定員127人(座席定員40名)

八代方に連結される制御車。空気圧縮機と補助電源装置、鉛蓄電池などを搭載。車内の後位に車椅子対応の洋式便所を設けています。
JR東海の315系315系:直流型電車、JR西日本の225系225系:新快速・快速用と同時期に登場しました。
 現在、熊本車両センターに配属され、鹿児島本線の門司港〜八代間、筑豊本線、篠栗線の黒崎〜博多間、

豊肥本線の熊本〜肥後大津間に運用されています。また、一部区間では、ワンマン運転もしております。
同時期にYC1系YC1系:JR九州快速・普通用一般形気動車が導入され、長崎地区のキハ47形もある程度に置換えられています。

【画像解説】
@車内の様子(クモハ821)
A車内の様子(クハ821)
Bトイレと車椅子スペース
C側面表示
D外観(サハ821)
E他形式との連結
@821系:車内のロングシートA821系:ロングシート(クハ)B821系:車端部の様子C821系:側面行先表示D821系:側面外観
E821系:811系との連結