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500系:山陽新幹線最終更新日:2020年8月20日500系:山陽新幹線


       

※500系:山陽新幹線(こだま、「ハローキティ新幹線」など)
500系:山陽新幹線

500系:山陽新幹線00系:山陽新幹線列車の詳しい説明です。

製造年:1996年
〜1998年
編成規模:8両編成X18
受賞経歴:1998年鉄道友の会よりブルーリボン賞受賞
配置区:博多総合車両所
(2020年現在)
最高運転速度
300km:山陽(のぞみ)
285km:山陽(こだま)
主電動機(モーター):VVVFインバータ制御
集電(パンタブラフ):シングルアーム式
主な運用路線
山陽新幹線、博多南線
【解説】
 JR西日本は、自社の路線である山陽新幹線の航空機に対する競争力強化の一環として、より一層の高速化を目指して500系を開発。
車体強度・台車強度・力行性能などすべて320km対応として設計・計画され、1996年1月から1998年12月にかけ、
16両編成9本合計144両が製造されました。当初は山陽新幹線区間限定で「のぞみ」運用を中心として運転を開始し、
その後東海道新幹線での営業運転を開始し、後続系列である700系の最高速度が285kmと低く抑えられたこともあり、
「のぞみ」の中でも特に速達性を重視した運用に長く充当されました。(その後環境面の制約があり最高運転速度は300kmとなりました)

 その塗色、そして空気抵抗を減らすための細長い15mもの先頭部が、大人気となりました。

 いかに空気抵抗を減らし騒音を少なくして300kmを実現するか、そのために登場した車両で、パンタグラフもギザギザをいれ、
形状も変えたりと、非常に工夫されています。しかし、個性的な外観とは裏腹に、卵形となった車体が、内部を狭くさせており、
ずっと乗っているのは圧迫感があって辛い面もありますが、それでも東京〜博多間4時間49分に短縮し、飛行機とようやく
競争力を付けることが出来ました。約10年前は6時間近くかかっていたました。
その後、700系の発展型であるN700系N700系が2007年より営業運転開始するのに伴い、「のぞみ」運用から順次撤退しており、
2010年2月28日に最後の1往復から運用を離脱。同時に東海道新幹線区間から姿を消しました。

JR東海としては、N700系と同一性能でありますが、乗車位置がN700系と違っていたり、曲線区間では、255kmの速度制限があるなど、
東海道新幹線の列車ダイヤを組む上でかなりの制約がありN700系の増備で順次「のぞみ」の運用を削減せざるを得なかったようです。

 2008年12月1日からは0系に代わって、山陽新幹線のみで「こだま」用として8両編成へ短縮された上で再出発しています。
この編成は500系7000番台(V編成)として区別され、最高速度は285kmに落とされています。なお、カラーリングは従来どおり。
ちなみに、ユニークな試みとして8号車(新大阪方)に、子供用の擬似運転台を設置した編成が登場しています。
1〜3号車、7、8号車は自由席で2−3列のシート配置、4〜6号車は指定席で700系7000番台700系:ひかりレールスターと同様に2−2列の配置としています。
特に6号車は元グリーン車の座席です。

 変わり種としては、2015年11月7日からV2編成に改装を施した「500 TYPE EVA」が運行を開始。
これは山陽新幹線開業40周年と、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」TV放送20周年を記念してコラボしたもので、
アニメの監督を務めた庵野秀明氏の監修と、メカニックデザイナーを務めた山下いくと氏によるデザインの下、
エヴァンゲリオンをイメージしたカラーリングや内装が施されています。
 さらに2018年6月30日からは、V2編成を再改装して「ハローキティ新幹線」として運転を開始しています。

現在は、「こだま」の運用のみです。今後、500系の特徴を生かして観光列車への改造もあるかも・・・・

【画像解説】
@普通車指定席
A普通車自由席
B指定席の様子
C喫煙室
Dハローキティ
@500系:指定席座席(元グリーン座席)500系:指定席(4号車)A500系:自由席B500系:指定席の様子C500系:喫煙室D500系:ハローキティ