※阪急京都本線用新2300系
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製造年:2024年
〜製造中 |
編成規模:48両(予定)
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受賞経歴:なし
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配置区:正雀車庫
(2025年現在) |
最高運転速度
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115km
設計上は130km |
主電動機(モーター):IGBT素子VVVFインバータ制御
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集電(パンタブラフ):シングルアーム式
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主な運用路線
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京都本線のみ
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【解説】
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開発・導入の主旨:新2300系は、「安心と快適と環境に配慮した新しい阪急スタイル」をコンセプトとし、
伝統のマルーンカラーの車体、木目調の化粧板、ゴールデンオリーブ色の座席など、「阪急電車」のイメージを継承しつつ、 前面の窓ガラスに曲線を取り入れて「疾走感」を醸し出したデザインとした京都線の特急車両です。 やさしい移動空間を提供し、先頭車両の車いすスペースを拡大、吊り手の高さを下げ、吊革の色を 色覚の多様性にも配慮したものに変更するなど、バリアフリー設備を充実させています。 更に、省エネルギー性能・静音性に優れたインバータ式空調装置や空気清浄機を初めて採用するほか、 防犯カメラを設置し、また握り棒を増設するなど、より安心かつ快適な車内空間を実現しています。 さらに、最新の高効率な半導体素子を用いた制御装置を採用することにより、既存車両と比較し消費電力量を約60%削減しています。 (1)座席について 京都線特急車両として移動時間を快適に過ごしていただけるよう、ゆったりとした座り心地のクロスシートを採用し、 肘掛けに木材を用いた温かみのあるデザインとしました。シートピッチは950mmです。 (*)プライベース有料座席について(梅田方から4両目) お客様の個を尊重するプライベートな空間を提供するため、編成に1両のPRiVACE(プライベース)車両を用意しました。 1−2人掛けのリクライニングシートで、座席には読書灯、ドリンクフォルダー、電源コンセント、折り畳みテーブルなどを完備し 両運転台の車いすスペースを拡幅するとともに、様々なお客様が利用しやすい高さに2段手すりと非常通話装置を配置し、 車いすの転動を防止するために固定金具を設置しました。 (3)防犯と前方カメラについて 車内でのトラブルや踏切などの事故発生時に、運転台や指令所などで車内と前方の状況を確認できるように、 車内防犯カメラと前方カメラを設置。これにより、非常時には迅速に状況を把握し、対応できるようにしました。 車体寸法は、最大で、長さ:18.9m、幅:2.83m、高さ:4.095m 京都本線の西山天王山〜大山崎間のJR東海道本線(JR京都線)の併行区間では、JR西日本の新快速電車や 他の転換式クロスシートの車両については、座席のご紹介をご覧ください。 |
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【画像解説】
@一般座席 APRiVACE座席 BPRiVACE車両の外観 C2300系の新旧並び |
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