国内旅Ⅲその４３：網走～窪川（太平洋側）

最終更新日：２０２２年９月１０日

◎　国内旅Ⅲその４３：網走～窪川（太平洋側）

２０２２年３月１２日のダイヤ改正時点でのＪＲ在来線の昼行特急を利用しての旅です。特急網が途切れる区間は新幹線や普通列車を
利用します。乗継時間は時間がかかる場合もありますが、なるだけ特急列車の利用をしています。
また第三セクター会社の路線は、伊勢鉄道を利用します。
太平洋側を移動します。「ひたち」、「サフィール踊り子、踊り子」も利用します。
地方交通線の石北本線、宗谷本線を利用します。

１．使用路線
（１）網走⇒窪川の南下経路
石北本線⇒宗谷本線⇒函館本線⇒千歳線⇒室蘭本線⇒函館本線⇒北海道・東北新幹線⇒東海道本線⇒東海道新幹線⇒
関西本線⇒伊勢鉄道線⇒紀勢本線⇒阪和線⇒大阪環状線⇒梅田貨物線⇒山陽新幹線⇒宇野線⇒本四備讃線（瀬戸大橋線）⇒
予讃線⇒土讃線
（２）窪川⇒網走の北上経路
土讃線⇒予讃線⇒本四備讃線（瀬戸大橋線）⇒宇野線⇒山陽新幹線⇒梅田貨物線⇒大阪環状線⇒阪和線⇒紀勢本線⇒伊勢鉄道線⇒
関西本線⇒東海道新幹線⇒東海道本線⇒東北本線⇒常磐線⇒東北本線⇒東北・北海道新幹線⇒函館本線⇒室蘭本線⇒千歳線⇒
函館本線⇒宗谷本線⇒石北本線

２．移動するキロ数
（１）南下経路：２、８４３．１ｋｍ（ＪＲ：２、８２０．８、伊勢鉄道：２２．３）
営業キロは、地方交通線の石北本線、宗谷本線の換算キロ加算と
札幌～白石間の乗り換え特例（往復：１１．６キロ）を引いて、２、８３５．１キロ、運賃は２６、８４０円
ＪＲ北海道とＪＲ四国にまたがって乗車の加算額（７７０円と２６０円）と伊勢鉄道の５２０円を追加して２８、３９０円が乗車券の金額です。
（２）北上経路：２、８５８．４ｋｍ（ＪＲ：２、８３６．１、伊勢鉄道：２２．３）
営業キロは、地方交通線の石北本線、宗谷本線の換算キロ加算と
札幌～白石間の乗り換え特例（往復：１１．６キロ）を引いて、２、８５０．４キロ、運賃は２７、０６０円
ＪＲ北海道とＪＲ四国にまたがって乗車の加算額（７７０円と２６０円）と伊勢鉄道の５２０円を追加して２８、６１０円が乗車券の金額です。
ＪＲの運賃計算キロが３、４００キロを超えませんので旅客営業規則の第二編旅客営業・第三章・第二節の第７７条での算出は不要です。

３．移動に要した時間と乗り換え回数（宿泊時間は除いています。列車での移動時間です。）
（１）南下経路：７回の乗り換え
網走駅を０５：５６出発で、３９時間９分かかり、窪川駅に３日目の１８：１９に到着でした。
途中、函館、東京、熱海、名古屋でミニ観光ができます。
（２）北上経路：８回の乗り換え
窪川駅を０７：４１出発で、４０時間４分かかり、網走駅に３日目の２３：００に到着でした。
途中、岡山、名古屋、仙台でミニ観光ができます。

４．料金
（１）南下経路：６１、９５０円です。内訳は、乗車券が２８、３９０円、特急・座席指定料金が３３、５６０円
　　　　　　　　　 or５９、７９０円です。内訳は、乗車券が２８、３９０円、特急・座席指定料金が３１、４００円（サフィール踊り子を横浜より乗車時）
※伊豆方面の特急は、東京～熱海間が僅かに１００キロを超えます（１０４．６キロ）。
　　よって、東京～熱海間では、途中の品川駅や横浜駅を利用することにより特急料金を節約できます。
（２）北上経路：５９、１４０円です。内訳は、乗車券が２８、６１０円、特急・座席指定料金が３０、５３０円
※ＪＲ四国内の列車については、５．の新幹線乗継割引の廃止での料金を設定しております。※

５．ＪＲ西日本とＪＲ四国の新幹線乗継料金の見直しについて
２０２３年４月１日から、山陽新幹線の岡山～新下関間の新幹線列車と在来線特急・急行・快速列車との乗継割引は廃止されます。
対象となる駅と在来線の列車は下記です。
（１）岡山駅
・山陰（鳥取、米子、出雲市）方面：スーパーいなば、やくも、サンライズ出雲
・四国（高松、徳島、松山、高知）方面：しおかぜ、うずしお、南風、サンライズ瀬戸、マリンライナー
（２）新山口駅
・益田、出雲市、米子方面：スーパーおき

また、在来線特急でＢ料金が適用されていた列車も２０２３年４月１日からＡ料金に統一され、料金が値上がりとなります。

【解説（１）：網走から南下して窪川へのコース】
１．特急「オホーツク２号」：１８３系

網走０５：５６発→札幌１１：１９着
（石北本線・宗谷本線・函館本線：３７４．５キロ、特急料金：３、１７０円）
２．特急「北斗１２号」：２６１系

札幌１２：０９発→新函館北斗１５：５２着（ミニ観光）
（函館本線・千歳線・室蘭本線・函館本線：３００．８キロ、特急料金：１、５８０円）※１新幹線との乗継割引を適用しています。
３．特急「はやぶさ４８号」：Ｅ５系

新函館北斗１８：４０発→東京２３：０４着（ここで１泊：ミニ観光）
（北海道・東北新幹線：８６２．５キロ、特急料金：１１、３３０円）
４．特急「サフィール踊り子１号」：Ｅ２６１系

東京１１：００発→熱海１２：１７着（ミニ観光）
（東海道本線：１０４．６キロ、特急・グリーン料金：４、６６０円）

※特急・グリーン料金を節約する場合は下記行程となります。（２、１６０円節約！！）
４．普通列車（１５５３Ｅ：Ｅ２３１orＥ２３３系）東京１０：５７発→横浜１１：２２着
（東海道本線：２８．８キロ、特急・グリーン料金：なし）
４．特急「サフィール踊り子１号」：Ｅ２６１系横浜１１：２４発→熱海１２：１７着
（東海道本線：７５．８キロ、特急・グリーン料金：２、５００円）
５．特急「こだま７３１号」：Ｎ７００系熱海１４：４３発→名古屋１６：３７着（ミニ観光）
（東海道新幹線：２６１．４キロ、特急料金：３、９３０円）
６．特急「南紀７号」：８５系名古屋１９：４５発→新宮２３：１４着（ここで１泊）
（関西本線・伊勢鉄道・紀勢本線：２３１．１キロ、特急料金：１、６３０円）※１新幹線との乗継割引を適用しています。
７．特急「くろしお１６号」：２８３系新宮０８：３２発→新大阪１２：５０着
（紀勢本線・阪和線・大阪環状線・梅田貨物線：２７６．５キロ、特急料金：２、５１０円）
８．特急「さくら５５７号」：Ｎ７００系７／８０００番台新大阪１３：０６発→岡山１３：５１着
（山陽新幹線：１８０．３キロ、特急料金：３、０６０円）
９．特急「南風１３号」：２７００系岡山１４：０５発→高知１６：３９着
（宇野線・本四備讃線（瀬戸大橋線）・予讃線・土讃線：１７９．３キロ、特急料金：＊＊＊円）
１０．特急「あしずり９号」：２７００系高知１７：１０発→窪川１８：１９着
（土讃線：７２．１キロ、特急料金：２、９５０円）※岡山～窪川間の通算キロ２５１．４キロで特急料金が設定されます。

【解説（２）：窪川から北上して網走へのコース】
１．特急「あしずり４号」：２０００系

窪川０７：４１発→高知０９：０４着
（土讃線：７２．１キロ、特急料金：＊＊＊円）
２．特急「南風８号」：２７００系

高知０９：１３発→岡山１１：４０着（ミニ観光）
（土讃線・予讃線・本四備讃線（瀬戸大橋線）・宇野線：１７９．３キロ、特急料金：２、９５０円）
※岡山～窪川間の通算キロ２５１．４キロで特急料金が設定されます。（Ａ特急料金）
３．特急「さくら５５０号」：Ｎ７００系７／８０００番台

岡山１３：３７発→新大阪１４：２８着
（山陽新幹線：１８０．３キロ、特急料金：３、０６０円）
４．特急「くろしお１７号」：２８３系

新大阪１５：１５発→新宮１９：２８着（ここで１泊）
（梅田貨物線・大阪環状線・阪和線・紀勢本線：２７６．５キロ、特急料金：１、２５０円）※１新幹線との乗継割引を適用しています。
５．特急「南紀２号」：８５系

新宮０６：２０発→名古屋０９：４１着（ミニ観光）
（紀勢本線・伊勢鉄道線・関西本線：２３１．１キロ、特急料金：１、６３０円）※１新幹線との乗継割引を適用しています。
６．特急「ひかり５０４号」：Ｎ７００系

名古屋１１：４３発→熱海１３：０５着
（東海道新幹線：２６１．４キロ、特急料金：３、９３０円）
７．特急「踊り子８号」：Ｅ２５７系

熱海１３：３３発→品川１４：４２着
（東海道本線：９７．８キロ、特急料金：１、０２０円）
８．特急「ひたち１９号」：Ｅ６５７系

品川１５：４５発→仙台２０：２８着（ここで１泊：ミニ観光）
（東海道本線・東北本線・常磐線・東北本線：３７３．９キロ、特急料金：２、９００円）
９．特急「はやぶさ７号」：Ｅ５系

仙台０９：５１発→新函館北斗１２：１７着
（東北・北海道新幹線：５１０．７キロ、特急料金：９、０４０円）
１０．特急「北斗１１号」２６１系

新函館北斗１２：３４発→札幌１６：０４着
（函館本線・室蘭本線・千歳線・函館本線：３００．８キロ、特急料金：１、５８０円）※１新幹線との乗継割引を適用しています。

※札幌での待ち時間が１時間２５分ぐらいありますので、季節列車の運転中は、下記列車がお勧めです。
１０．特急「北斗９１号」２６１系新函館北斗１３：０８発→札幌１６：５９着※はまなす編成です。
（函館本線・室蘭本線・千歳線・函館本線：３００．８キロ、特急料金：１、５８０円）※１新幹線との乗継割引を適用しています。
１１．特急「オホーツク３号」：１８３系札幌１７：３０発→網走２３：００着
（函館本線・宗谷本線・石北本線：３７４．５キロ、特急料金：３、１７０円）